実は使えない円グラフ 2つの理由を紹介します【代替案もあります】

エクセル

データの解析をする上で、グラフというものは必要不可欠です。

棒グラフ、線グラフ、レーダーチャート・・・様々なものが存在するんですが、その中でもかなり使われるものが、

円グラフ

です。

見た目から分析してる感がバリバリ出るので、非常に使用頻度が高いです。割合も見た目で良く見えますし。

ですが、この円グラフ実際の研究現場等ではあんまり使ってはいけないと言われているのです。

ポイントは

・総量と時系列

の2点。

という事で今回は、こちらの書籍を参考に円グラフがなぜ使ってはダメなのか、代わりに何を使えば良いのか、解説していきます。

 

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円グラフは実は使えない?

 円グラフの作り方と読み方

まず円グラフについて、作り方と読み方を解説していきます。

円グラフは割合を示すグラフです。

作る際の注意点は、

・比率の大きな順から割り付ける

・12時の位置から時計回りに割り付ける

・総量を100%として、割り付ける。

になります。例えば梅の都道府県別の割合を円グラフにしてみるとします(万tを略しています)。

各県の割合を算出するとこうなります。

これらの割合を12時の地点から大きい順に並べるとこうなります。

基本的には、エクセルの円グラフのツールを使えば簡単に出来るので、あまり作り方を気にする必要はありません。

注意点としては、細かいデータは『その他』でくくってしまった方が良いという事です。

ちなみに、この円グラフの場合、残りの県は全てその他に括られています。

そして読み方としては、どの項目が一番大きい割合か、1,2位を合計した場合に全体に対してどれだけ占めるかを読み取るという訳です。

基本的に読み取れる情報は割合だけです。

なぜ円グラフが使えないのか

円グラフが使えない理由としては、

・総量が分からない

・時系列で内訳の推移を示せない

という2点が挙げられます。

まず総量が分からないという点ですが、以下の事例で考えてみましょう。

先程梅の生産量を見ていきましたが、柿の各県の生産量も見てみます。

さて、問題です。円グラフで確認する限り和歌山県の梅と柿の生産量はどちらの方が多いでしょうか。

・・・

正解は、分からないです。

理由は円グラフでは総量が分からないからです。

実際には総量として、梅の生産量が8.4万tで柿が24.2万tなので、和歌山県の場合

梅の和歌山県の生産量:約6万t

柿の和歌山県の生産量:約5万t

とほぼ同程度という事が分かります。円グラフの印象だけだと梅の方が割合が多いので、梅の生産量が圧倒的に多いと勘違いしてしまいそうです。

このように、円グラフでは総量の情報が無いので円グラフ同士の比較というものが出来ないのです。

一応円グラフのサイズを変えて示すという手もあると言われていますが、棒グラフと違い多少円グラフのサイズをコントロールしても比較としては難しそうなのは、おそらくご想像の通りです。

次に時系列で割合の推移を示せないという点ですが、そもそも円グラフはある一場面の割合しか示せません。

例えば

2018年から2019年の梅の生産割合を2つの円グラフで示してみましたが、直感的にどう推移しているのか分かりますか?

和歌山県一つに注目しても、データの距離が離れすぎてて、推移としては非常に分かりづらくなっていると思います。

このように円グラフは一時的な割合を示す以外に、使い道が無い、中々に使い勝手の悪いグラフなわけです。

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円グラフの代わりに積み上げグラフを使おう

積み上げグラフとは?

円グラフの代わりに積み上げグラフを使いましょう。

こんなグラフです。

注意点としては、大きな順で下から積み上げるくらいなもんでしょうか。

こちらも、エクセルに棒グラフの一機能として組み込まれているので、作るのは比較的容易です。

そしてこの積み上げグラフには、円グラフの弱点をカバーする機能がちゃんとついています。

なぜ円グラフではなく、積み上げグラフなのか

まず総量の観点から眺めてみましょう。

総量は棒グラフの大きさとして、各量が積み上げられていますので一目瞭然です。

また元々積み上げグラフは棒グラフを改良したものです。

棒グラフは対象同士を比較するためのグラフですので、比較は非常に得意です。

現に2018年と2019年の総量の比較は、かなり分かりやすく表示されています。

また、各項目の割合の変化にも注目してみましょう。

和歌山県(青色)の量が2018年から2019年にかけて減少しています。

それに伴って割合も7割程度から5割程度まで減っている点も見て取れます。

次に割合の推移にも注目してみましょう。

とりあえず、更に2年ほど遡りました。

和歌山県に注目すると、割合も量も2018年までに増量し、そこから2019年に向かっていずれも減少している様が見て取れます。

このように積み上げグラフを駆使すれば、円グラフで示せる割合だけでなく、総量や割合の推移なども一枚で表現する事が出来るのです。

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まとめ

円グラフはグラフの中では、かなり使用頻度の高いものではありますが、その実示せる情報は割合だけと使い勝手が悪くあまり良いグラフとは呼べません。

故に同じ割合を知りたいのであれば、積み上げグラフで示した方が

・総量

・割合の推移

も知ることが出来、情報量が多いので非常に効率的です。

ぜひ、今後割合を示す機会がある場合は、円グラフではなく積み上げグラフを使ってみて下さい。

 

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