ビジネスマンの皆さん、統計学の勉強、やってますか?
こんなお堅いサイトに来てくれるアナタは、言うまでもなく勉強熱心な意識の高い方だと思います。
統計学はビジネススキルの中でも数少ない、数字を使いこなすためのスキルです。
数学に対して苦手意識を持っている人は一定数存在するので、その参入障壁の高さからある程度習得出来ればどこの職場に行っても重宝される人材となり得ます。
汎用性も非常に高いですしね。
ですが、一口に統計学を勉強すると言っても、ただ時間をかければよいというモノではありません。
一日に仕事の合間を縫って勉強に充てられる時間なんて、合計しても2,3時間が精々ってところでしょう。
何にせよ、限られた時間の中ではいかに効率的に勉強するのかが重要になってくるわけです。
では、どのような勉強をすれば、統計学を効率的に習得する事が出来るのでしょうか?
この効率的な勉強法を示してくれるのが、ラーニングピラミッドです。
これは、どのようなアプローチが学習の定着に効果的かを示したものです。
今回は、独力でラーニングピラミッドをどのように活用すれば、統計学を良い感じに勉強出来るのか解説していこうと思います。
効率的に勉強しよう
ラーニングピラミッドとは?
ラーニングピラミッドを改めて解説いたします。
ラーニングピラミッドは学習の方法に対しての定着率の大きさを示した図です。
これによれば、講義を聴くことよりも、他人に教える方が極めて効率的だという事が分かります。
そして、このピラミッドの根幹を為すのは、能動性です。
基本的に、最も受動的な講義が一番定着率が小さく、自分で本を読んだり、自分で動画を授業を受けに行ったり、議論したり、教えたりと能動性が増すにつれて定着率が増加するよって事をこの図は示しています。
とは言っても、このピラミッド数字の根拠は特に無いみたいです。
ピラミッドの構成もそこまで当てになるのかも、ビミョーな感じです。
ただ、私の経験上勉強する上で能動的であるべきという点は、間違いないと思います。
このピラミッドはまぁせいぜい、ガイドライン程度に考えて、統計学、ひいてはビジネススキルを勉強するためには、どのように力を入れれば効率的なのかをこれから紹介していこうと思います。
独学で勉強する上でのポイント
皆で勉強出来れば、そりゃありがたい事ではあるのでしょうが、基本的には独力で勉強さえる方が多いものと思います。
なので、今回はそこにポイントを置いたうえで解説していきます。
基本的に独力で出来そうなところは
①読書
②視聴覚
③実践
④他人に教える
の4点でしょう。順番も①⇒④でやっていくのが良いと思います。
なんで、どうして?と思われるでしょうが、それはこれから解説していきます。
4つのポイントに注目した勉強法
①読書
まずは読書からです。
ビジネスマンの勉強と言えば、読書です。
特に統計学の場合、がっつり学問なのもあるので、書籍で数式の成り立ちを把握しながら順を追って学習する大切さは他の分野とは比較にならず重要です。
しかしながら、ピラミッドでも挙がっているように定着率は決して高くはありません。
また、ニュアンスが伝わり辛い場合は、うまく理解出来ないままになってしまう危険性も孕んでいます。
読書で勉強するときは、完璧に理解しようと思ってはダメです。
後で使ったり、別の勉強でアプローチをしてフォローする形をとって徐々に理解度を増やせばよいので、分からない所は気にせずドンドン読み進めていきましょう。
読書という勉強法でつまずく大きな原因は、分からない所で読む手がストップしてしまう事です。
読むことがストップすると、いつしか自己嫌悪に陥ってモチベーションが低下し、そして勉強そのものから遠ざかる可能性が出てきます。
そうなると、もう本当に最悪なので、優先すべきはとりあえず分からなくても読み進める事だと意を決して、どんどん読む手を進めてしまいましょう。
②視聴覚
視聴覚は動画による講義や現象を体験する事です。
最近は特にネット上での動画学習が充実してきました。
動画学習のメリットはいくつかあります。
・どこでも受けれる(PCでもスマホでも)
・一流の講師の授業を受けられる
・何回でも見直すことが出来る
・コメント等で質問をすることも出来る
このあたりは本当にスマホによるネット環境の充実が、状況を一変させたところがあります。
最近はyoutubeでもビジネスyoutuberが伸びてきていて、内容も充実していっています。
私も統計学についての動画をアップしていますので、ぜひ一度見てみて下さい。
ただ、こと統計学に関してはyoutubeではまだまだ弱いと言わざるを得ません。
私以外のチャンネルで、そもそも統計学を専門に解説しているチャンネルは皆無だし、そもそも基本的な内容以外アップされていません。
おそらく、まだまだ専門的な知識を視聴する土壌が形成されていないのが原因だと思います。
私のチャンネルはそこを担うべく、育てていっていますが、それまで待てないよって方もいるでしょう。
そんな方にはUdemyをお勧めします。
Udemyは海外の動画学習サイトで、日本ではベネッセが提供をしています。
Udemyの特徴は、その学習分野と専門性の高さです。
統計学の授業も非常に充実しています。
また
・5段階評価でハズレを引く心配がない
・一度購入すれば、何回でも見られる
・もちろんPCだけでなく、スマホでも見られる
等々、かなり充実したサービスになっています。
読書単独ではニュアンスが分かりづらい内容も、動画学習と併用する事でその理解度はグッと増します。
また場所を選ばず、空き時間に少しずつ学習することも出来るので効率的に時間を使えます。
「でも、結構高くない?1万円くらいのとかもあるじゃん」
ハイ、そうです。結構値段が張るものもあります。
しかしながら、30日間の返金制度もありますし、90%OFF以上の割引期間も頻繁にあります。
1万円くらいの授業が1000円前後に頻繁になります。
その時に買いためれば、それで何回も受講できるのです。
「でも、なんかちょっと面倒くさいなぁ」
そんな風に思ったアナタ!
それではいつまで経ってもスキルを習得出来ません。
少なくとも膨大な時間を失う事にはなります。
高い、高いと言ってもビジネス書5冊程度買ったら1万円くらい、簡単にいきます。
こんなサイトに来るくらい勉強熱心なあなたなら、そのくらいのビジネス書は所有しているでしょ?
そう考えると決して高い買い物ではありません。
新たな刺激を受ける事で、もっと勉強を効率化していきましょう。
③実践
読書や動画でインプットをあらかた終えたなら、次はアウトプットです。
実践をしていきましょう。
とは、言っても不完全かもしれない知識で、いきなり業務に活かすと思わぬ損害を引き起こす可能性があります。
少なくとも、自身が持てないと他の人を巻き込む事は出来ません。
ならどうするのか?
アプローチは2つあります。
1:テキストの練習問題を解く
2:手持ちのデータをいじくりまわす
です。
統計学はテキストを購入すると必ず、例題や練習問題がついてきます。
例題には割と仕事に近い実用例とかも記載されていますので、自分の仕事のシチュエーションと照らし合わせながら、自分の手で解法をなぞっていくとそれだけで勉強になります。
また練習問題はどんどん解いていくことをお勧めします。
理論だけでは分からなかった事でも、問題を解くことで徐々に理解度が増していきます。
「仮説検定ってなんやねん」って状態でも問題を解くと
「なるほど、こういう事をしたい手法だったんだ」
と納得できるものも多いので、バシバシ練習問題解いていって行きましょう。
また、自分の業務で使っているデータをいじくりまわすのも手です。
平均値だけでなく、標準偏差を出したり、2つの集団同士で箱ひげ図を作ったり、検定をしたり・・・
学習したての内容をエクセルとか使ってデータを加工すると、数字の変化が観察出来るのでニュアンスが伝わりやすいのです。
こうやって小さくアウトプットの練習をやった後に、影響の少ない実務に使っていって、徐々に大きな内容にチャレンジすると、アウトプットの質も高まります。
もちろん、本と動画学習と往復しながらやった方が、効率が良いです。
一度アウトプットで躓いたりした後に読み返すと
「なんだ最初から書いてあったんじゃん」
ってなる事がとても多いんです。
④他人に教える
最後が他人に教えるです。
もっとも効果的な内容ではありますが、人からの指摘とかが怖くて中々踏み切れないものでもあります。
まずはマンツーマンで実践しましょう。
とりあえず、隣の席に座っているアイツとかに声をかけて、
「こうやると、便利だぜ」
という所から始めるのです。この方法だと
「これってどういうことなん?」
と質問が来ても割と、気楽に「よく分からんから、ちょっと調べてくる」と言えます。
質問⇒回答のサイクルを繰り返す事で、理解度が増してくるという訳です。
そこから更に輪を広げるなら、いっそ動画サービスをフル活用するのも手です。
私自身、それ目的でyoutubeを始めたってのもあります。
人に教えるってんならお金も欲しいですもん。
youtubeはチャンネル登録や再生数が少なくても、結構初期からコメントが付きます。
特に統計学のような勉強動画だと、質問事項が来たりもします。
私自身、今日の時点で60人くらいのチャンネル登録者数なのに、質問コメントが来ました。
この質問⇒回答のサイクルで動画ネタも補充しながら、収益化を目指していきましょう。
という事で、もしよかったらチャンネル登録よろしくお願いします。
また、youtubeの収益化がハードル高すぎ、待てないよって方はUdemyを活用してみるのも良いでしょう。
Udemyの動画授業は結構高額で設定も出来ます。
1万円の授業も多いです。
私も今後チャレンジしてみようかと画策中です。
ぜひ、動画サービスで『他人に教える』をやってみましょう。
まとめ
如何だったでしょうか。
勉強を進めるためには、
読書して、動画学習でニュアンスを掴んで、実践で使い方を掴んで、他人に教えて理解度を深める。
このプロセスが一番です。
特に、統計学というアカデミックなスキルでは、ニュアンスをいかにつかむかがカギなので特に効果的だと思います。
ぜひ、あなたも積極的に自分に投資して、スーパーなビジネスパーソンになりましょう。
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