【20代に読んで欲しい】あなたが転職に踏み切れない、たった一つの理由

コラム

私は29才で一度転職をしました。

前職は中々のブラックで、

・残業がつかないのに毎日22:00まで

・部署間の対立の最前線に立たされる(上司同士で話が通ってない)

・打ち合わせという名の罵倒会が毎日2時間以上ある

・暴力は日常茶飯事

毎日こんな感じでした。

ですが、それほどにも酷い状況にも関わらず、3年間くらい辞める決心がつかなかったのです。

今回は、私が転職を躊躇した理由、そして決心に至った過程なんぞをお話させて頂こうと思います。

スポンサーリンク

スゴいブラックでも、なぜ転職を躊躇してしまったのか

いくらでも挙がる「やらない理由」

先程言った通り、前職は理不尽、暴力、長時間残業が横行している職場でした。

いつも、いつも

「こんな職場辞めたい」

と思っていましたし、辞めた姿もよく妄想していました。

それでも、転職という決断に中々踏み切れませんでした。

なぜなら、履歴書を書くのが面倒だったからです。

なぜなら、職務経歴書に書けるような成果が見当たらなかったからです。

なぜなら、面接を平日受ける時間を確保出来そうに無かったからです。

なぜなら、どの会社に行ってもどうせ同じと思ったからです。

このように、なんともまぁやらない理由がわんさか溢れてきて、結果転職活動に踏み切らなかったのです。

こんな感じで、漫然と苦痛に耐えながら暮らす日々が続いていったわけです。

転機:温泉に行く

そんな感じで、苦痛に身をすり減らす日々が続いていたのですが、ある日ふと嫌になって

会社をサボって温泉に行ってしまいました。

スマホの電源も切っちゃって、のんびりしに行っちゃった訳です。

正直、褒められた行動ではないのですが、自分としては

『会社に行かない』

という決心をしての行動でした。

私は学生の頃、大学まで授業をサボるというような事をしたことが無かったので、こんなダメな行動でも結構な勇気をもって、生まれて初めてサボりをしたわけです。

サボって温泉に入っている間は、なんか変に吹っ切れて

「あっこんな事で解放される程度の事なんだ」

という気持ちになったことを、覚えています。

そしてまぁ、温泉につかりながら色々考えるわけです。

「自分で出勤して、苦しむのもアホらしい」

「オレが苦しもうが、楽しもうが、空はいつも変わらないのに、あえて苦しむ理由なんかあるんかね」

とかなんとか。

そして冷静になって、もうちょっと現実的な事を考え出すと

「会社を辞めて時間を作れば、履歴書や面接に行く時間なんかいくらでもある」

「成果だって、とてもちっちゃいけど1,2個程度ちょいと話を膨らませれば、なんとか書ける」

「どの会社も同じって、今の会社よりはマシだろう」

そして

「逆にこの程度のキャリアでもう一度ちゃんとした会社に入るなら、それこそ20代のうちにしないとヤバくないか?」

なんてことが色々浮かんできた訳です。

それから数か月間、同じようにうだうだ悩みながらも、結局この時の考えを捨てきれず、会社を辞めて転職活動を始めました。

転職活動の方がブラック企業よりマシ

会社を辞めて、一か月間静養した後、本格的な転職活動に入ったのですが、そこからは割とそれしかする事が無いのもあって

・職務経歴書も履歴書も割とアッサリ書けた。

・面接も転職エージェントに練習相手になってもらって、意外と淀みなくこなせた。

・ブラック企業のストレスに比べたら、就職先が見つかるかどうかの不安なんて大したことなかった。

・2か月くらいで転職出来た。

と割とうまい具合に事が運びました。

ストレスが無かった事と、転職エージェントで余計な書類仕事や段取りを省けたのが功を奏したのかなと思っています。

決まったからは、今の仕事中々順調で、

・月間MVPを幾度ももらう

・管理職待遇まで昇給する

・難しい案件には必ず指名が入る

と、前職で「お前は本当に仕事が出来ない」と言われていた状況とは打って変わって、

「自分でもちゃんとやれるんだ」

と今は割と自分に自信を持つことが出来るようになりました。

定時で帰れて、給料も上がって悪い事一つも無しって奴です。

スポンサーリンク

なぜあなたは転職を決心出来ないのか?

転職とは決断だから

このようなページを見られているという事は、あなたは多少なりとも転職を意識しているのだと思います。

意識をしていながらも、踏み切れない。

そういう風に悩んでいるのではないでしょうか。

実際に転職に踏み切るのは難しいです。

先程から述べたように、私も死ぬほど悩みました。

あんなクソみたいな、辞める一択だろって会社でも、私は悩んだんです。

それはなぜか?

転職とは、人生で初めての決断だからです。

「そんな事は無いっ!どの高校、大学に進学するかも自分で決めたし、就職先も自分で決めたぞ。いい加減な事を言うなっ!」

という声が聞こえてきそうです。それらは決断ではありません。

決断とは“決めて断つ”

その決定に、捨てるリスクが伴うものを決断というのです。

進学や新卒入社には、確かに選択が伴いますが、捨てるリスクは伴いません。

第一志望から順に、入れるところに収まるだけだからです。

一方転職は違います。

転職活動を行うと、給料が安くなるかもしれません。もっとブラックになるかもしれません。外国で働かされるかもしれません。今までのスキル、経験が通用しなくなるかもしれません。

転職するという事は、今の会社を捨てるという事です。

退路を断つという事です。

生まれてから、就職まで、一般的な生活をしていれば何かを捨てるという機会というのはそうそうありません。

決断というリスクのある行為に、ほとんどの人が慣れていない以上、躊躇してしまうのは当然なんです。

それでも辛いなら転職活動した方がいい

毎日、一日の大半の時間を嫌な思いをして過ごすという事は異常なんです。

ブラック企業に勤めていると分からなくなるし、それが一番最初の勤め先なら猶更です。

日本には会社なんて掃いて捨てるほどあります。

企業文化も本当に多種多様です。

アナタに合う会社なんて、それこそゴマンとありますよ。

それなのに、転職に踏み切らないというのは、やっぱり損でしかないです。

「でも、自分は仕事が出来ないし、転職してもそれは変わらないよ・・・」

そんな事ありません。

それは仕事が出来ないのではなく、仕事が合っていないか業務システムがクソなだけです。

ブラック企業で働くと、余裕がなくなります。

ノルマきつい

家に帰れない

上司が怖い

こんな環境下で冷静に物事を考える事なんて出来ません。

仕事が出来るというのは、現状の課題を自分で見つけ出し、それをどのようにしたら解決出来るのか、戦術を考えて実行に移せる人の事です。

冷静になれない、ヘトヘトな状態で、戦術なんて練れるわけがない。

そもそもパフォーマンスを出せって方がムリがあるのです。

仕事が出来ない環境下に晒されて、仕事が出来ないと嘆くのってアホらしくないですか?

「でも履歴書とか書くの大変そうだし・・・」

ハイ、確かに大変ですよ。

自分が今までどのように仕事をしてきたのか、振り返るのはとてもシンドイです。

パッと考えて、成果とかなかったらどうしようって不安になりますよ?

でもね。

そのくらいはやりましょうよ!

だってそれをしないと、これからの40年間ずっと同じ苦しみが続くんですよ!

それに比べたら、一、二か月履歴書書いて、職務経歴書書いて、面接を受けるのが何だってんですか!

どう考えたって、今の職場で働く方が、転職活動そのものより大変ですよ。

それに今は転職エージェントが充実していて、全てのサービスが無料で受けられる時代です。

・履歴書や職務経歴書のフォーマットをくれます。

・書類を書くのにもアドバイスをくれます。

・一度書いた書類を、候補の企業に投げてくれるので書くのは一度だけで良いです。

・面接の練習にも付き合ってくれます。

・面接の段取りもエージェントがやってくれます。

これだけのサービスが無料で受けられるのです。

正直新卒より、全然楽でした。

そしてあなたは一度、新卒での就職活動をやりきっているのですから、それより楽な転職活動をこなせないわけがないじゃないですか。

それにアナタは多分勉強熱心な方です。

だって、このページを読んでいるという事は、そもそも統計学で気になる事があるからアクセスしたんだと思います。

自己のスキルを伸ばそうという人じゃないと、こんなお堅いサイトには来ませんて。

そんな勉強熱心なあなたなら、きっと行動にさえ移せれば、良い転職先が見つかると思いますよ。

20代はあっと言う間に過ぎ去ります

もしあなたが20代ならば、決断は早くした方が良いです。

なぜならば、20代、特に第二新卒の場合はそれまでの経歴をそれほど重要視されないからです。

企業側からすれば、20代を雇うメリットってのは経験値、即戦力っていうよりも、

・まだ企業文化に染まりきっていない

・でも社会人としての、常識は弁えている。

という点です。

学生から新社会人になったときってのは、どうしても学生気分が抜けきれていません。

スピードの重要性や、報連相の大切さが全然分かっていません。

ですが、社会人を経験した20代ならそのあたりはある程度は弁えています。

そして、まだフレッシュな脳を持ち合わせてもいるのです。

つまり、30代以上ならそれまでの生き方が問われるのに対して、20代の場合はそのポジションだけでかなり優位に立てるのです。

逆に20代のうちに、ちゃんとしたスキルが積める職場にいて成果を出さないとそこからが大変です。

アナタは今の職場で30代になっても、他社で通用するスキル、実績を携える事は出来ますか?

スポンサーリンク

まとめ

今は転職という選択肢は決して非日常のものではありません。

私の周りの友達も皆一度は転職しています。

それだけ転職は当たり前の時代なのです。

確かに中々しんどい決断なのは分かります。私自身そうでしたから。

でも一度決断すれば、思った以上に行動に移せます。

それにアナタのその転職の悩み、周りの人からしたら大したことはない悩みです。

だって転職って話題でワイドショーになったりしたことってありますか?

客観的に見れば大した事がないのなら、正直な話悩むだけ損です。

思い切って踏み出しましょう。

転職活動はやめなければいつか、どこかに引っ掛かるもんです。

多少気軽に考えつつ、転職エージェントとよく話し合って進めていけば、きっといい結果が待っていますよ。

20代転職に強い「マイナビエージェント」

スポンサーリンク
コラム 転職
スポンサーリンク
シグマアイ-仕事で使える統計を-

コメント