市場価値把握していますか?価値を決める3つの要素を紹介します

コラム

いきなりですが、あなたはご自分の市場価値を把握されていますか?

「いや、私転職するつもりないから、そんなの把握する必要ないし」

と思われた方、その考えは間違っています

自分の市場価値を適切に把握する事は、当然転職する際にも必要ですが、自分に今足りないものは何かを明確にする上で非常に重要なのです。

自分に欠けているものを知ることで、働き方が変わります。

年齢、キャリアに適切な働き方を出来るようになれば、出世して給料が上がる可能性が出てきます。

今回はこの転職の思考法で紹介している市場価値の考え方を中心に解説していきます。

スポンサーリンク

自分の市場価値を把握していますか?

転職を前提にキャリアを考えるという事

まず第一に皆さん、

「この会社がつぶれたらどうしよう」

という風に考えたことがありますか?

私はここから発展して

「今の自分は、転職するとして価値のある人材と言えるだろうか

とよく考えるようにしています。

そもそも今の時代、転職は当たり前です。

私自身今の会社は2社目です。

そして、どんな会社も潰れないと断言する事は出来ません。

東芝は上場落ちし、シャープは買収されました。

そのような状況の中で頼りになるのは、自分だけ。

自分を助けられるのは、自分だけなのです。

そのような状況において、自分が転職出来る人材なのかと思考する事は非常に大切なのです。

転職する事を考えると、

「今の自分に足りないものは何か?」

これを常に考えるようになります。

そうなると、危機感を持って、新たなスキル、働き方を模索しだします。

そして、それはいつしか実績という形で発露し、評価が高まっていくのです。

私自身これを意識して仕事をするようになってから、

・マクロを習得して、部署内の生産効率を上げた

・実験計画法を利用して、今まで作れなかった製品を作った

・案件のリーダーとして、管理手法を試行錯誤(これはまだお試し中)

と様々なアウトプットを実践し、それが認められて3年で月の手取りが10万円上がりました。

このように転職を意識して仕事をすると、それだけ意識改革が起きて結果、評価が上がるのです。

ちなみに誰にも迷惑をかけていないのでWin-Winです。

という事で、これから実際にどのように転職を意識するべきか。その手法を紹介いたします。

市場価値 3要素で考える

市場価値は以下の3つの視点で考えることが出来ます。

・技術資産

・人的資産

・業界の生産性

一つずつ説明していきます。

まず技術資産です。

技術資産は価値のある技術を持っているかどうかです。

そしてこの技術資産は更に専門性経験に分ける事が出来ます。

専門性は職種に近いです。営業スキル、マーケティングスキル、財務スキル、開発スキル、.etc

私の場合は、前職の品質管理、現職の製品開発が専門性に該当します。

次に経験ですが、これはチームを率いた経験を言います。これは職種に紐づかないものです。

ここで重要なのが、他社でも展開出来るものかという点です。

他社で展開出来ない、専門性、経験は技術資産と言えないのです。

そしてこの専門性と経験どちらが大切かという話ですが、これ実は年齢によって違ってくるのです。

20代は専門性を重視

30代は経験を重視

すべきなのです。というのもまず経験というのはチャンスが来なければ蓄積する事が出来ません。

故に20代の内は専門性を高めて、出来る人間であることをアピールし、経験を積むチャンスを増やしていく必要がある。

30代は手繰り寄せた経験を増やすチャンスを着実にモノにして、経験値を増やしていく。

こうした図式が理想なのです。

もし自分に専門性が足らず、経験をするチャンスが来ていないと感じられたなら、セミナーを受講して勉強していくのも手です。

専門性を上げるならEPARKスクール

EPARKには、ビジネススキルを上げるためのセミナーも紹介されているので、一度チェックしてみるのも良いと思います。

またセミナーを受ける時間が無いという場合は、スマホで勉強できる

グロービスのビジネススキル動画が見放題

もおススメです。

次に人的資産です。

これは人脈に相当します。この人脈は社内的なものでは無く、社外的なもの、つまり

この人なら別の会社でも仕事を優先的に持ってこよう

そう思ってくれる人の数を指します。

この人的資産は20代では大して重要ではありません。

これが効いてくるのは、40代になってからです。

ビジネスの世界では、優秀な人が意外にも

「この人なら頼んでもいい」

「この人には借りがある」

という発想で動いている事があるのです。

故に理想的なキャリア形成は、

20代で専門性を身につけ、30代でチームを率いた経験を身につけ、その実績を持って40代に社外の人間から信頼される人脈を身につける

というものになります。

ちなみに私の場合は、この記事を書いている段階で30代で、開発案件のリーダーをやっている真っ最中です。

人脈はまだまるっきり無い状態です。

故に

開発案件をリーダーとしてしっかり実績をあげつつ、お客と技術交流をする事で徐々に人脈形成を考えていく必要があるという事になります。

最後に業界の生産性です。

これは伸びている業界かという事です。

例えば、

・高い技術資産、人的資産を持っているが、縮小している業界(地方の日用品下請け工場)

・大した技術資産、人的資産を持っていないが、年々拡大している業界(広告、IT等)

いずれが給料が高いかと言えば、間違いなく後者です。

伸びている業界には、絶えずお金が流れ込んでくるので、構成員が大したスキルを持っていなくてもどんどん給料が上がっていくのです。

この要因はかなり大きく、究極転職先がトレンド業界ならOKという結論になります。

ですが、そのような業界に運以外の要因で入れる確率を上げるためには、結局技術資産と人的資産が必要になります。

それに、業界のトレンドは絶えず移り変わります。

業界のトレンドが切り替わったときに、サボっていると結局うまく転職出来ず、最終的にくいっぱぐれる可能性が出てくるのです。

そう考えると、やはり技術資産、人的資産と業界の生産性のバランスは非常に大切だという事が分かります。

自分の技術資産、人的資産、業界の生産性を診断したいなら、以下のようなサービスを使ってみるのも一つの手です。

市場価値診断ならMIIDAS(ミイダス)!

このサービスでは、あなたと類似したキャリアの人が、どこに転職したのか分かりますので、今の自分の市場価値を測るのにうってつけです。

スポンサーリンク

市場価値に適した選択をしよう

市場価値を高めよう

先程までに挙げた項目で一番高めやすいのは技術資産の専門性です。

なぜなら、他の項目は少なからず実績が必要になってくるからです。

ですが、専門性で他者より秀でるのはかなり難しいです。

ある程度のレベルまでは、すぐに到達するので差別化しにくいし、秀でるには学習以上のセンスがどうしても必要になってくるからです。

ただセンス不要で他者より秀でる手段も存在します。

それは、周りと他分野のスキルを習得する事。

私の場合は周りが化学の知識に集中している中で

・統計を利用した開発スキル

・生産性を上げるためのマクロ

を習得しています。周りがこれらのスキルを持っていないので、2,3流程度のスキルでも秀でた存在になる事が出来ます。

スキルを習得するときは、周囲が持っていないスキルを選択して習得しましょう。

転職エージェントは市場価値に合わせて選ぼう

ここまで読んできて、転職に興味を持たれたなら実際に行動に移してみましょう。

最近では、転職活動にはエージェントへの登録は欠かせません。

有名どころではリクナビやマイナビのエージェントがありますが、出来れば自身のキャリアや特性に合わせたエージェントにも登録していた方が良いです。

その方が自分が本当に求めている選択肢に出会う事が出来るかもしれないからです。

まず20代の方なら、

マイナビジョブ20’s

こちらは20代の第二新卒や既卒向けの転職エージェントになります。

未経験業種、つまり業界の生産性が高いところへの転職も可能性があります。

昨今は売り手市場ですし、企業もまだ他社文化に染まっておらず、かつ社会人としての基礎が身に付いた第二新卒は魅力的な存在ですので、早めに行動する事で、早い段階で良い業界にシフトチェンジしてみましょう。

また高い専門性のスキルや経験をお持ちのエンジニアなら、

先端技術・イノベーション領域に強いエンジニア転職支援サービス【Kaguya】無料会員登録

こちらではAI、ドローン、自動運転など、正に現在伸びている業界の情報を多く扱っています。

もしそのような業界に興味があるという方であれば、チャレンジしてみるのも良いと思います。

スポンサーリンク

まとめ

今回は転職の思考法から、自身の市場価値の測り方、そしてそこに役立つツールや方向性のヒントを紹介いたしました。

市場価値は

技術資産

人的資産

業界の生産性

の3要素から成り立ち、重要な項目は年齢によって変わってきます。

私自身この方法で市場価値を測り、自分の今後の働き方、身の振り方を再度改めて、色々実行に移しています。

年齢はどうしても重なってしまうので、どれだけ早く意識して、キャリアを積み重ねていくことが重要になってきます。

皆さんもぜひ、一度自分の市場価値を分析してみて下さい。

意識と働き方が変わってくるはずです。

コメント