皆さん、社内勉強会を実施したり参加したりしたことはありますか?
実はそれほど多く実施されていないのではないかと思います。
というのも、
・時間を確保しなければならない
・準備をしなければならない
・質問攻めにあって恥を掻きたくない
という理由が考えられるからです。
でも、やらないのは勿体ないです。
特に主催する側には、この社内勉強会はメリットが多いです。
今回は、そんな社内勉強会のメリットについて解説していきたいと思います。
動画でもお話しています。
勉強会をやろう!
社内勉強会の実施があまり見られないのは、主に
「やるのも時間かかるし、そもそも皆は勉強になるけど、実施する側には何のメリットもないじゃん」
と考えられているからです。
しかしながら、実は主催者側の方が得られるものが多いのです。
私は最近統計学に関しての社内勉強会やセミナーで聞き知った内容を、勉強会という形でまずアウトプットしています。
その中で少なくとも4つのメリットがある、という結論に行きつきました。
その4つのメリットを一つずつ解説していきます。
主催者の4つのメリット
4つのメリットとは
・知識の定着
・プレゼン能力の向上
・疑問点の抽出
・ツールの共有化
です。
一つずつ説明します。
知識の定着
理解しているつもりの事でも、人に説明をすると言い淀んだり、質問にうまく答えられない場面がよくありませんか?
この言い淀んだり、質問に答えられない部分はあなたが理解出来ていない所です。
かの有名なSOFT SKILLSでも、
『誰かが自分に質問してきたとき、自分がうまく答えられないことに気づいて愕然としたことがあるだろう。
「それは明らかな事で」と口火を切ったものの、次の言葉は「うむむ」になってしまう。
この現象は、あるテーマについて理解していると思っているものの、実際には表面的な知識しか持っていない時に起きる』
と指摘しています。
このように、自分の理解出来ていない点を再認識出来ます。その場で質問に答えられなくても
「後日調べてきます」
の一言で片がつきます。少し恥ずかしい思いを確かにしますが、それ以上のことはありません。
死にもしません。
調べる過程で当該のテーマについての理解が深められるのであれば、恥の一つや二つ特に問題にならないと思いませんか?
所詮社内での話ですから、数をこなして理解を深めましょう。
プレゼンの上達
人前で話すのですから、当然プレゼンの能力が向上します。
台本通りにしか話せなかったのが、簡単なプレゼン資料のポイントだけ押さえてアドリブで話せるようになり、最後は前もって資料がなくと話せるようになります。
プレゼンが上達するということは、上司に報告するときや顧客を説得するときも役に立ちます。
持っている知識を、ポイントを押さえながら効果的に話すことが出来るようになるからです。
疑問点の抽出
最初の知識の定着化でも述べたように、勉強会を実施すると質問が返ってきます。
その質問というのは、同じテーマを受講者を変えながらやってもかぶりが多いです。
このかぶった質問をかき集めると、そのテーマのポイントというのが見えてきます。
そのポイントは、主催者側の認識と違っている場合も多いです。
このポイントを押さえていると、新たな受講者に話す際にあらかじめそこを押さえて話すことが出来ますし、更に言えば、その疑問点を解消する商品を作れば一儲けできるかもしれません。
つまりマーケティングに活かせる可能性もあるのです(正直これを活かして効果的な統計ツール作れないかなぁって模索しています)。
ツールの共有化
例えば会社で平均値の比較で有意差があるかどうかを示したい場合、知識があれば当然t検定の実施が頭に浮かびます。
しかし、周囲が統計の知識が無い場合、その結果を報告をするのにt検定の説明を逐一しなければならないとしたらどうですか?
おそらく使用をためらってしまうと思います。
実際に私の職場も統計の知識が無いに等しいので、しばらく標準書関係に検定を盛り込むことが出来ずにいました。
勉強会を行えば、この問題点も解消することが出来ます。
勉強会で自分が使いたい効果的なツールをテーマにすれば、そこで認識が統一されます。
抵抗もなくなります。
検定をテーマに勉強会を実施すれば、以降は逐一説明せずともデータ分析に検定を導入することが出来るのです。
このように、目新しいツールを導入する際に勉強会を利用すれば抵抗なく受け入れられのです。
まとめ
このように社内勉強会を実施することには、多くのメリットがあります。
また、勉強会を自主的に実施すれば、それだけで評価が上がりますし、自己のスキルアップや新規ツール導入による効率化を図れますから更に評価が上がります。
それだけスキルが上がれば、いつ転職しても大丈夫だという自信にも繋がります。
このようにメリットが多い社内勉強会。
やらない理由はないと思いませんか?
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