【2019年は不況?】銅価格(先物)を分析してみた。

景気分析

2019年はリーマンショックから10年目であることから、そろそろ景気後退すると言われています。

当ブログでも、エラーバーによる推移からこれまでいくつかの指標を分析してみましたが、多少景気後退の兆しが見えてきています。

今回は銅価格(先物)を分析してみましょう。

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 銅価格を分析してみよう

銅価格って何?

読んで字のごとく、銅の価格です。

そもそも銅は安価でありながら、電気や熱の伝導性の高さ、加工のしやすさなどから、様々な加工品において重要な鉱物になります。

ゆえに銅の需給の多寡は、そのまま製造業や建築業の景気とダイレクトにつながっています。

特に中国の景気をかなり反映している指標と言われています。

というのも、製造業や建築のボリュームのかなり大きな部分を中国が占めているからです。

今は米中の関税合戦の過熱感が増しています。

そんな中では、この銅価格はかなり重要な指標となってきています。

今回は先物市場を見ていきます。この値を見るときのポイントはトレンドの傾きだけでなく、3ドルを超えているか、2ドルを下回っているかです。

3ドル以上だと、景気好調

2ドル以下だと、景気後退

を表していると言われています。

分析してみよう

まずは、単純に時系列に並べてみます。

データ引用元はこちらになります。

2014年の9月ごろまでは需要が高いですが、2015年から2016年にかけて停滞しています。

その後また2017年にかけて伸びてきて、2018年以降はそこそこの高値で取引も安定しているように見受けられます。

ここで各年の平均±標準偏差で観察してみましょう。2019年のデータは1~6月までなので6月までの平均で見ていきます。

2019年からは少し落ちてきているようです。ただ、先ほどの時系列のデータを見ると2018年の7月から停滞し始め、直近は安定しているように見えますから、まだ下降トレンドに入ったかどうかは微妙に思えます。

しかしながらピークは過ぎているでしょうから、警戒は必要です。

他のデータと比べてみよう

これまで、米国の新車と中古住宅及びISM製造業指数を見てきています。

これらはいずれも銅と密接な関係のある指標のはずですから、相関関係も見てみましょう。

銅価格を横軸として各指数を縦軸としてみてみましょう。 

銅の需給が上がると、景気拡大路線なので、想定では右肩上がりだったのですが、どうにも逆相関がありそうです。一応直線関係に見えるので相関係数も確認してみましょう。

この中で明確に相関があると言えそうなのは、新車販売台数だけのようです。

銅価格は特に中国の景気をよく表す指標と言われているので、中国の景気拡大は米国の新車販売を阻害しているのかもしれません。直接関係しているというよりかは、間に別の関係性が横たわっている可能性が高そうです。

相関関係は因果関係を指すものではないので、このように理由がうまく説明出来ない場合は、知識不足だけでなく、別の要因が仲立ちしていないかも疑う方が良いです。

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まとめ

今回は銅価格および他指標との関係性を見てみました。

中国の景気を示す指標と米国の指標を示す指標は、簡単に正の相関を見せるものではありませんでした。

昨今の経済の主役は、規模の面から言って米国と中国です。

景気を把握する上で、米国の経済だけでなく中国の経済もよくよく見張る必要がありそうです。

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