設備投資を任されたら時の対処法【本質を見失わないように】

コラム

製造現場、生産技術なら生産効率を向上させる設備

品質管理、品質保証なら製品の分析機器

研究開発なら、測定機器

経理なら会計ソフト

生産管理なら管理ソフト

等々、様々な設備に会社はお金を投じ、新しいものを作ったり、効率アップしたりします。

このような設備投資を一任されるという事が、私最近頻繁にあります。

決して安くない買い物を、会社のお金で行うわけですから責任重大です。

しかし、実際に対応するととても勉強になりますから、皆さんにもぜひ積極的に受けてほしいのです。

ただ失敗するとどうしようと思う事も事実ですので、今回は失敗のリスクを出来るだけ減らす設備投資の対処法について解説したいと思います。

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設備を買おう!

立候補しよう!

数百、数千、数億という大きな金額を扱うことになる設備投資ですが、機会があれば積極的に受けましょう!

成果にもなりますが、それ以上に非常に勉強になります

そもそも当該の投資対象に関しては、当然これから投資するのですから、会社でも詳しい人はあまりいません。会社にノウハウが無いのです。

購入する過程で必然的にあなたは、その設備に関してのエキスパートになります。

特に開発職である私は、購入過程で機器だけでなく、その測定するメカニズム、手法等即開発に活かせそうな知識も習得出来ました

ただモノを買うのではなく、スキルアップが図れ、成果にもなるのですから断る理由がありません。

どんどん手を挙げ立候補しましょう!

目的を整理しよう

なぜその設備が欲しいのか、よく整理しましょう。

というのも投資しようというきっかけが、短絡的である場合もあるからです。

例えば『硬さを測定する機器を購入する』とします。

ただ硬さにも色々あります。表面数μmの硬度を測定する微小硬度ですら、実は色々な測定項目もあり手法もあるのです。

こういう時、なぜその設備が欲しいのか。どういった事が分からないといけないのか。

これを整理しておかないと、買った後で使えないという最悪の結果を招いてしまう可能性があります。

情報を集めよう!

ググったり、展示会で設備を見たりしましょう。

そして、ある程度リストアップしたら、どんどん問い合わせましょう

正直な話、カタログやスペックだけみても、ピンときません。

実際に扱っているメーカーに話を聞くのが、一番です。

どのような用途で扱おうとしているかを伝えると、

「それならこういうのが良い」

「そういった用途には向いていない」

と言った、生々しい情報を得る事が出来ますし、より良い提案も受ける事が出来ます。

実際に検証しよう!

候補をある程度リストアップしたら、実機で検証しましょう。

デモ機をレンタルしたり、実際に訪問して実機で検証をします。

やはり実際に動いている所をみないと、イメージとあっているのか、想定しているデータが取れるのか、望んだ仕事をしてくれるのかが分かりません。

メーカーから口頭で調子のいいことを聞いていたのに、いざ実際に試してみるとてんで期待外れという事も珍しくありません。

また測定機器の場合、実際に測定してみたら、仮説と違う場合もあります。

そのような場合は、更にミーティングを詰めると、実は想定していなかったパラメータが主要因であったなんてことも昔ありました。

やはり実際に使ってみないと分からないものなのです。

お金は二の次

設備投資の場合、あまり金額は考慮しない方が良かったりします。

というのも、金額ばかり気にしすぎると、安物買いの銭失いに陥る可能性が高くなるからです。

現にうちの会社には、値段優先で選んだために使い勝手が悪い機器がいくつかあります。

非常に乱暴な言い方をしてしまえば、設備は一度買えば大抵完了です。

材料や消耗品は、単価を出来るだけ低くしないと、加速度的に金額が積み増してしまいますが、設備の場合は、そういった費用の累積というものは殆どないと思います。

その設備によって、より高性能/安価製品が作れたり、歩留まりが改善したり、作業効率がアップ出来れば、すぐに投資資金は回収できます。

いくら安いからと言って、価値のない株を買ってしまったら、投資したお金のすべてを失ってしまいます。

価格ではなく、価値で判断する事は投資の鉄則です。

価値を見出せた対象に対して、高すぎるのならば値引き交渉をすればいいのです。

それでも高い場合は、無理して買うよりかは買わないという事も選択肢の一つです。

その方がまだマシです。

二社(以上)で検討しよう

購入検討する場合は、2社以上で検討しましょう。

そうすると、

「いくつか検討してまして、もうちょっと安くして頂けると御社を選べるのですが・・・」

と切り出すことが出来ます。

実は本命から動かす気が無い場合でも、他のメーカーの情報を仕入れて、特徴を押さえておけば、より具体的な理由で値引きを迫ることが出来ます。

またそういった値引き材料を探る目線で見ていると、普段なら気づかないような機器の特徴にも目が行くようになり、とても勉強になります。

もしかしたら思わぬブレイクスルーのきっかけになるかもしれません。

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まとめ

設備投資案件は金額も安くなく、失敗すると、その失敗のエビデンスが目の前にいつまでも残ってしまうので、出来れば避けたい案件です。

今やっている仕事も遅れる可能性も出てきますしね。

しかしながら、やはり勉強になる部分も多いし、余所の方と直接接点を持つというのも良い刺激になります。

ぜひ、機会があれば受けてみて下さい。

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