知識は使わないとスキルにならない【読書だけじゃダメ!】

コラム

社会人になっても勉強は必要です。

というより、社会人になってからが勉強の本番です。

故に巷ではビジネスマンの読書を奨励しています。

私も読書はとても大切だと思いますが、しかし読書だけではダメです。

読書している人で

「私はいつも本を読んでいるのに、評価されないなぁ、出世しないなぁ」

という覚えのある方はいらっしゃいますか?

それは本で読んだ内容をアウトプットしていないからです。

今回は、アウトプットがいかに大切か解説しようと思います。

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読書ばかりしていませんか?

本で勉強したのにスキルが上がらない

意識の高い社会人は、やはり読書をいっぱいします。

youtubeのビジネス動画関連でも、読書を推奨しているものは多いです。

ですが読書をしても、それを実際に使わなければ知らないのと同じです。

ここでいう使うというのは、したり顔で

「これはt検定を使えばいいんだよ」

とアドバイスする事ではなくて、

「実際にt検定を実施したら、検出力80%で有意差ありと判定が出たから、改善効果はあったと判断しよう」

というような、実際に成果につながる活動の事です。

それでは、なぜ実用することが重要なのでしょうか。

一般論と実用の差

本で得た知識を実用しようとすると、どうしても想定していない差異が生じます。

例えば”ばらつき”を知りたいので、標準偏差を算出することにしたとします。

一般的にはサンプルサイズNを30程度揃えた方が良いとされていますが、いつでも揃えられるわけではありません。

データ採取に相当な負担がかかる場合や、現場稼働中に短時間でデータ採取するしかない場合等は、データが10や5程度しか集まらないこともあります。

そのような状況下で更に、外れ値も含んでいたら、実用に耐えうる標準偏差が得られるでしょうか。

まず無理です。

では、”ばらつき”のデータは諦めるしかないのでしょうか。

当然諦める必要はありません。

そのような場合には、四分位偏差という選択肢があります。

外れ値が無い場合は、範囲でも良いでしょう。

“ばらつき”というものが、自分の中に十分落とし込まれていたら、このような不測の事態にも柔軟に対応し、最適解を出すことが出来ます。

しかし読書つまりインプットだけでは、このような不測の事態における対応力はどうしても身に付きません。

なぜならば、読書では不測の事態の想定が十分に出来ないからです。人の想像力というものはそれほど豊かではないのです。

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実際に使ってみよう

多分失敗する

この柔軟な対応が出来るほどに、物事を理解するためには、実際に使ってみるしかありません。

そして実際に使ってみると、十中八九失敗するでしょう。

それで良いのです。失敗が重要なのです。

失敗することで、理論と実用のギャップが明確に見えてきます。

そして、そのギャップを埋めるためにまた文献やネットの記事を探し、そしてそれを使って解決できるかどうか検証する。

このサイクルを繰り返すことで、知識がスキルに昇華します

先程の例で言えば、

・そもそもなぜサンプルサイズが30も必要なのか⇒調べてみよう

・少ないサンプルサイズでも代用できる別の指標はないか⇒調べてみよう

・外れ値に強い”ばらつき”の指標はないか⇒調べてみよう

このように、こんな些細な内容でも調べるべきネタがたくさん出てきます。

こうやって失敗から調査すべき点を抽出してインプットとアウトプットを繰り返すことで、使える知識つまりスキルになっていくのです。

今困っている事を勉強してみよう

逆に言えば、現在進行形で困っている事を勉強すると、即スキル化出来ます。

困っている状態で勉強した内容は、解決の為にどうしても使わざるを得ない状況であるために自然とアウトプット⇒失敗⇒インプットのサイクルを回すからです。

故に全く新しい知識を得る前にまずは、今困っている事についての解決策をインプットしアウトプットする習慣を身に着けてから、新しい知識のインプットをするようにすると、このような事が自然と出来るようになるかもしれません。

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まとめ

スキルとは

解決すべき対象に柔軟に対応できる能力

です。

沢山引き出しがあっても、必要な時に必要な引き出しを開けられないと無意味ですし、かと言って引き出しの数が少なすぎてすぐに引き出しが底をつくのも論外です。

インプットとアウトプットのサイクルを日々回し続け、どんどんスキル化していきましょう。

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