社会人の勉強はカンニング

コラム

社会人になっても、日々勉強が必要なのですが学生の頃とは勉強の質が大分違います。

学生の頃の勉強は、なぜその知識が必要なのか分からないことが普通でした。

「因数分解が何の役に立つのか」

という言葉をどこかで聞いたことがあるのですが、正に学校教育の目的の不明瞭さを象徴した言葉だと思います。

また、学生の勉強は基本的に暗記です。

漢字を覚え、公式を覚え、歴史上の出来事を覚える必要があります。

成果の確認は教科書を見ずに、いかに暗記した内容を駆使して問題を解けるかという方法でなされます。

対して社会人の勉強には明確に目的があります

経理の業務を遂行するためには、簿記の知識が必要です。

品質管理の業務を遂行するには、QC手法の知識が必要です。

営業の業務を遂行するには、交渉術や対人スキルのセミナーで勉強する必要があるはずです。

研究開発のためには、その分野の専門知識が必要です。

このように社会人は業務を遂行するための知識を得るために勉強します。

成果の確認は如何に業務をこなせたかで計られます。

そしてその過程において都度、本を確認する、人に聞くということが許されています。

言ってしまえば「カンニング自由」です。

カンニング自由ということは、暗記をする必要がないということです

一読した参考書やビジネス書はいつでも引ける状態にしておけば、逐一覚える必要はないのです。

逆に言うと「カンニングをうまくする能力」の方が暗記する能力より重要です。

営業など人の名前や情報を暗記して瞬時に引き出すスキルは別としても、社会人においては暗記する能力というのはさほど重要ではないのです。

そう考えると学校教育の「暗記重視」の学習法は現実に合っていないように思います。

故にともかく、社会人の皆さんは勉強する際には「暗記しようとする」のはやめましょう。

暗記は反復が基本なので、結構時間を食います。

大して覚えてなくてもとりあえず多少理解して、必要になったらまた引っ張ってこれるようにしておくぐらいで十分だと思います(だから本は買った方が良いし、捨てない方が良いです)。

「あっこれは前に本で読んだ事例に似ているな、ちょっと本探して確認しよう」

と行動に移せたらしめたものです。

こうやって目的をもって勉強して、か細くも知識の綾が徐々に紡がれていく過程は学校の勉強とは違いとても楽しいですよ。

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